いつも洗濯物を干している所で取り込んでいると下でガサコソと…何かわからず一旦スルー…お嫁ちゃんにまだ生きてるんだよね的なよくわからないことを言われて穴を覗くと…

いいですか?のぞきますよ?

お気づきになったであろうか。いますね、鶏さんである。

うわぁ!でも目が開いているから生きているのかな…というのが第一印象。外傷はまだなさそう….まだ。聞くとパパが誰かから贈り物的な感じでもらったらしい。でも私たち家族はしめることはしないので裏のおじさんのところに持って行ってしてもらう予定だと….急にそわそわする話だ。話を聞いているとガサガサと苦しそうにパクパクして頭をピョコピョコ出すのだ…

ピョコピョコ頭を出してスーハースハーしてる。なんなのかな…この子は何をされた後なの?知りたいけど、怖くて聞けない。ただ袋に入れていただけ?はてなマークいっぱいでみているとママが顔を出して水を飲ましている…何それ…毒なの!?聞いてみるとなんか疲れていて可哀想だったからと…。ママ優しい…。

それからスッゲー早口でグアラニー語でみんなが会話を交わして鶏さんは裏のおじさんのところに連れて行かれた。着いて行く勇気はなかった。

ぼーっと風を感じながら座っていたら、隣にお嫁ちゃんが腰掛けてもう終わったよと教えてくれた。15分くらいしか経ってない。

命を感じる日である。でもそうやってお肉を食べているもんな。

この日撮った身近な命たち。

あとね、うちのママは養蜂もしている。裏に巣箱が3つあって…お兄さん二人が来てそれを収穫していた。蜂防護服を着て。それも蜂さんたちがせっせと集めた命の蜂蜜だもんな。これにも命を感じる。とれたての蜂蜜。

牛も犬も猫もネズミも虫も鳥も、みーんな身近に感じるパラグアイだけど、生き物が好きで飼って愛でるという感覚と、「共生する」ということは大きな違いがあるなと思った。でも共生するのにも愛はあるし、みな感謝は深い。他の生き物に支えられて生きているということを実感できるかどうかが大切だと思う。噛み締めて「いただきます」をしようと思った。

投稿者 Keiki

どうも!Keikiです!! JICA青年海外協力隊2024年度2次隊 任地はパラグアイのアティラという町 看護師として活動しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です